以前、Twitterで紙の重さについてお話しましたが、こちらでも。
もしもあなたが「普通のコピー用紙よりもちょっと厚めの紙買ってきて!」と頼まれたらどうしますか?
お店で店員さんがつかまらなかったら?
困ってしまいますよね。
まず、一般的なコピー用紙の重さは 64〜68g/㎡。
この重さというものは坪量(つぼりょう)と言われ、1平方メートルあたりの紙の重さのことです。
それなら68g/㎡よりも重いものを選べばよさそう。
しかし、重さというのは厚さと同じように使われることもありますが、厚さは同じでも紙自体の密度が違えば当然重さも変わるわけで、違うメーカーの紙の厚さを比較するときには実はあまり正確とはいえないのです。
実際に紙の厚みだけを考えるときにはマイクロメーターというノギスよりも高い精度で計測ができる機械を使いますが、一般の方がそれを持っていることはあまりないでしょう・・・というわけであくまで目安として坪量を使ってみてはいかがでしょうか。
ただし、紙の重さにはg/㎡とkgの表記があるので要注意。
お店で販売している束売りの紙はg/㎡表記がほとんどですが、一枚売りの紙ではkgもあります。
単位が違う場合、
g/㎡とkgは
g/㎡=kg÷0.86
kg=g/㎡×0.86
でだいたいの目安がつけられます。
(0.86とは四六判のサイズ0.788(m)×1.091(m)から出しています)
こちらはあくまで目安として使ってください。
なぜなら紙の大きさは四六判やら菊判やらいろいろあって、もっと複雑。
紙問屋など専門で扱う方以外はあまり親しみのない内容かもしれませんが、
一般的なコピー用紙の重さは 64〜68g/㎡。
kg表記であればg/㎡に計算すれば大まかな比較ができるということ。
この二つは頭の片隅に置いておくと何かと使えます、
ちょっと専門的な話でしたが、お仕事でコピー用紙を買いに行く方はこんなこともここで見たなーなんて覚えておいていただくと役立つかもしれません^ ^
ちなみにお遣いでプリンター用紙を買うときは、使うプリンターがレーザーなのかインクジェットなのかしっかりチェックしてくださいね。
両用もありますが、どちらか専用のものを誤って使ってしまうとプリンターの故障につながります。ご注意を。
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当初、記事内の単位に誤りがありました。大変失礼いたしました。
× kg/㎡→◯ kg
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