ガラスペンの魅力ってなんでしょう。
私はインクをいくつか購入した時、万年筆に入れてから違う色のほうがよかったかもしれないと後悔するのが嫌でガラスペンの購入にいたりました。
ガラスペンにインクをつけて、色を変える時は水でささっと洗えば次の色を試せます。便利です。
ただし、ガラスペンで書いた時と万年筆に入れた時とでは紙に一度につくインクの量が違うので色も違ってみえます。
ガラスペンのほうがインクがたくさん紙にのるので濃く出ます。
どの程度変わるのかは何度か実際に書いてみて万年筆に入れた時の色の出方を想像できるようになるということが必要です。
実際に文字を書くにもインクがうまくおりてこなかったり難しい。
それでもこの透きとおる軸で書く気分には特別なものがあります。
今回はモンブランのロイヤルブルーを使用。万年筆でこの色をお使いの方はこんな色にはならない!と思う方もいるでしょうけれど、ガラスペンを使うとこのような色になります。
一つのインクで万年筆とは違う色を見られるというのもガラスペンの魅力でしょうか。
ガラスペンはガラス製のインクをつけて使うペン。
1902年日本の風鈴職人によって考案されました。
40~50年前、竹軸の先にガラスの穂先がついた事務用ガラスペンを使っていたおじさまもいらっしゃるでしょう。
軸からペン先まで一体となった写真のようなガラスペンが開発されたのはなんと1989年。平成になってから。
最近のものなのですね。